
スカイマークびいきだった私も利用しなくなったわけ。▼スポンサードリンク
1月20日のニュースで「スカイマーク値下げ」というものがありましたが、その下げ幅はわずか「9%」。確か2014年の値上げは「28%」だったので、今回の値下げをしても以前より「19%アップ」のままなので、このインパクトはほとんど有りません。 そもそも一度値上げした時点で客は離れてしまい、一度離れた客はなかなか元には戻りませんからね。たとえ以前の28%値上げ前に価格が戻ったとしても、それでもお客は戻らないと思います。 現にスカイマークびいきw(応援する意)だった私もこの値上げ以降はほとんどスカイマークに乗らなくなってしまいましたし、現在予約している便は1つもありません。 あくまで個人的な話ですが、何故にスカイマークを使わなくなったのか綴りたいと思います。 言うまでも無いですが理由は「LCC」の台頭。 私の場合、「本土=首都圏」ということなので、羽田空港以外に成田空港も一応行き先になります。 最初は成田空港までの運賃と時間と手間が壁になってLCCをあまり積極的に使っていませんでしたが、このスカイマークの値上げ以来、LCCとの運賃差があまりに大きくなったので成田発着のLCCを多く使うようになりました。すると慣れるもので、まず移動の手間はそんなに気にならなくなりましたし、空港までの時間もいろいろ学んだ結果当初ほどはかからなくなりました。運賃に関しても成田まで安く行く方法がいろいろ有ることを知りましたし、何よりスカイマークとLCCの差額がものすごい大きくなったので十二分に空港までの交通費の差は埋めることが出来ます。 障害だった運賃、時間、手間のどれも今はクリアしてしまったので、わざわざ高いお金を出して羽田発着のスカイマークに乗ることがなくなってしまいました。 でもあの値上げが無ければこういう検討もしなかったので、今なおスカイマークに乗っていたと思います。そういう意味でもあの値上げこそがスカイマークを利用しなくなった大きなきっかけとなってしまい、今のままだと元に戻ることは無さそうです。 ただ現在成田空港でLCC専用の第3ターミナルが建設されてそれが4月から運用されるとその便・不便によってはまた戻る可能性があります。もちろん逆にスカイマークを利用しなくなる決定打になってしまう恐れもありますが、ただ話からすると第3ターミナルは場所がかなり不便なので私にとってはマイナス要素が大きそうです。コンビニや売店などの施設は利用する気が無いので、ターミナルの立地と利便性だけからするとプラス要素は少なそう・・・ とはいうものの、今回の値下げだけではスカイマークに戻る要素にはならないのも事実。 本土でのスケジュールが詰まっていて移動のロスを最小限にしたいときは羽田発着のスカイマークに搭乗することあると思いますが、それ以外はLCCが基本になりますね。 加えて最近乗ったスカイマーク。数少ないメリットだった「ボーディングブリッジでの乗り降り」が那覇空港のみならず羽田でもできずに「バス」だったので、あれは完全に嫌気が差しました。 LCCじゃないのになんでーーー??? たまたまかもしれませんが、一度でもああいうことになると「次も乗りたい」とは思わなくなりますからね。逆に「これならLCCの方が良かった」と思ってしまいますので、さらにスカイマークは使わなくなってしまうかもしれません。 これはまだスカイマークとJAL/ANAの価格差があるのでスカイマークを利用する機会が多かったですが、ただスカイマークで問題なのが未だに大きな荷物を持ち込む場合はお金を取られること。 「折りたたみ自転車」。片道1500円取られます。往復で3000円。 つまり現地でレンタサイクルを借りれば3日分。もちろん自由に使えるという意味では自分で持って行った方が良いですが、それでも往復で3000円は高い。 しかも離島便だとスカイマークとJAL/ANAの特定便割引の差が数百円しかないので、この折りたたみ自転車の費用を考えると確実にJAL/ANAの方が安くなる。 加えてJAL/ANAの方が便数が多いので便利となると・・・ 結果、折りたたみ自転車を持って離島へ行く際はスカイマークを利用しなくなりました(/_;) まぁ自転車を持って行かないならスカイマークの方が良いのですが、宮古の場合、伊良部大橋が開通すると自転車があればそのまま空港から伊良部島まで自転車で行けちゃうんですよね。宮古は空港~市街のバスがほぼ無い状態なので、自転車を持って行くととても便利。まぁ市街へ行くだけなら空港から1時間も歩けば到着するので伊良部島抜きなら自転車無しでも良いのですが、伊良部大橋が開通すると選択肢が多くなる分、自転車が欲しくなりますからね~。 石垣に関しては空港から市街まで歩いて行ける距離じゃ無いので自転車があると便利なものの、路線バスがしっかりしているので石垣島の先の離島次第では自転車無しでもどうにかなります。ただ空港~市街のバス代が往復1000円以上かかりますし、石垣の先の離島でも手持ちの自転車があると楽ですからね。都度レンタサイクルを借りるとその費用は結構ばかになりませんし、何より自前があった方が便利だし自由。 そういう意味もあって離島行きの場合は自転車を持って行く機会が増えるとなると、離島便でもスカイマーク利用の機会が減りそう・・・ もちろん離島便の場合、スカイマークがあるからJAL/ANAの安い運賃が実現しているので、スカイマークが撤退すると以前の高額な運賃に戻ってしまいますが、でも重さとかサイズでは無く「自転車」というだけで強制的に荷物代をとるのはもともと解せなかったんですよね。しかも折りたたみ自転車という軽量でサイズも大きくないのに・・・そこに今回の値上げ。 ちなみにこの折りたたみ自転車の荷物代も近年値上げされた経緯もあるんです(1000円→1500円)。 そして那覇-石垣便にソラシドエアが参入。ソラシドの場合、20kgまでの荷物は無料なので折りたたみ自転車は10kg前後だから無料。 宮古は伊良部大橋開通で自転車を持って行く機会が増えるのでJAL/ANAになりそうですし、石垣はソラシド参入でスカイマークにこだわる必要が無くなるとなるとますますスカイマークに乗る機会が減りそうなのが現実です。 でも離島便はこの安価な運賃を実現しているのはスカイマークのおかげなのでできる限り自転車を持って行かない、ないし往復3000円かけても元が取れるだけの長期間滞在の時はスカイマークを利用するなどしていますが、それもそろそろ限界・・・ 一時期はスカイマークに乗ってその日の機材のウイングレットのマークが何かを見るのが楽しみでしたが、最近はスカイマークに乗らないのでその楽しみがあったことも忘れつつあります。 本土便はLCC、離島便は折りたたみ自転車があればJAL/ANA。 次にスカイマークに乗るのは何時になるやら・・・ せめて手荷物費用だけでも改革して欲しいですね。値上げするならその代わりに手荷物費用を取らなくするとか「ギブアンドテイク」じゃないとお客はついてこないと思います。フルキャリアとして存続するならJAL/ANAとサービスレベルは近くして欲しい限りです。 今のスカイマークじゃ羽田発着の料金が中途半端なLCCって感じだと思います。 一応「スカイマークびいき」だった私でさえこんな感じで乗らなくなってきているのですから、他の方はもっと乗らなくなってきているのかもしれませんね。 ミニスカとかグリーンシートとかどうでも良いので、運賃に直結する「手荷物料金の撤廃」をお願いしたい限りです。 これで収益が悪化することは無いと思いますし、少なくとも私のように手荷物が有料だからスカイマークを避けているというユーザーは戻ってくると思います。 小さいことかもしれませんが、こういうことを積み重ねして行かないと、ユーザーは戻ってこないと思いますよ。 スカイマークさん。 コードシェアとかも良いですが、もう少しユーザーの視点に立った改革をして欲しい限りです。ユーザーあっての航空会社ですからね。乗ってもらってなんぼのものじゃないでしょうか? 少なくとも今のスカイマークなら当分搭乗する機会は少ないままになりそうです。 応援したくても応援できる要素が無いんじゃどうしようもありませんからね(/_;) あらゆる意味での「改革」を望む限りです。 日時: 2015年01月21日12:41|格安航空券▼スポンサードリンク
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